フィリピンの世界遺産『天国への階段』とも呼ばれる棚田(ライステラス)。
マニラからバスでバナウエまで移動し、世界遺産の棚田を見て、マニラに戻ってきた体験を綴ります!
今回は弾丸トラベル!
現地では泊まらずバス車内泊の節約旅をしてみました。
この記事が、
- フィリピンの棚田に行ってみたい!
- できればコスト抑えたい!
と思っている方の参考になればうれしいです。
フィリピン世界遺産の棚田群
ルソン島の北中央部のIfugao州(イフガオ)に棚田があります。
コルディリェーラ棚田群は、1995年にユネスコの世界遺産登録されました。
世界遺産に登録された棚田は、バス停のあるバナウエ周辺に5つあります。
- Batad(バダット)
- Bangaan(バンガアン)
- Hungduan(フンドアン)
- Nagacadan(ナガカダン)
- Mayoyao(マヨヤオ)
イフガオ州では、原住民のイフガオ族が2,000年以上も前から山の斜面の開墾をし、山の斜面での稲作をはじめました。
世代から世代に引き継がれ、2,000年の間も変わらずに残っている景観がすばらしい!
棚田をずっと保ってきたイフガオ族ってすごい!
行きのバス マニラ ⇒ バナウエへ
棚田のあるイフガオ州のバナウエへは夜行バスが出ています。
他の手段がないのでバス一択
Ohayami transという会社のバスがマニラから出ています。
バス停でもチケットは買えますが、連休前などは混むので事前に予約しておいた方がいいです。
⇓下記のサイトから予約可能。
運賃はオンラインだと手数料で100ペソほどアップ。
バス停で買う場合:740ペソ
オンラインで買う場合:832ペソ
バスは満席でした。
車内は思ったほど寒くなかったです。
フィリピンの世界遺産の街ビガンに行った時はバスが極寒たっだので、今回はばっちりフリース準備!でも使わず。。。
と言っても上着は必須なのでパーカーなどは持っていくといいです。
移動中にしっかり寝るため、アイマスク&ネックピローも持っていくべし!
マニラ ⇒ バナウエのバス移動予定時間は10時間。
実際は、連休前だったこともあり11時間かかりました。
途中でトイレ休憩で4回くらい止まりました。あとは他のバス停での乗り降りで10回くらい止まった感じです。
実際のスケジュールはこんな感じ。
- 21:10 Makati出発
- 21:35 Manila Ohayami バスターミナル着
- 22:10 Manila Ohayami バスターミナル発
- 09:00 バナウエ着 (翌朝)
家出発を8時半に!と思っていましたが、Grabもバイクタクシーも捕まらず苦戦。
連休前などは、バス停までの移動も混むので早めに行動すべし!
バナウエから世界遺産の棚田へ
バナウエのバス停に到着後は、
簡素な受付がアリ、名前を記入して環境税50ペソを払います。
バス停 ⇒ ツーリストオフィスへは無料シャトルが出ています。
私は水を買ったり、トイレ待ちしていて見事に乗り過ごしました!
トライシクルも乗れるけど・・・近いし歩こう!と思い下り坂を降りていく途中。。。
バイクの兄ちゃんに『乗ってく?』と話しかけられました。
『お金ないよ。ただでツーリストオフィスまで乗せてくれる?』
『ただでいいよ』
ラッキー!でもなんかアルだろぅ
そう思いながらも、バイクの後ろにのっけてもらいツーリストオフィスへ。
棚田への交通費&ガイド料金
バイクの兄ちゃん『俺のバイクだとBatadまで1,000ペソで連れて行くよ!』
やっぱ!ただでバイク乗せてくれる訳ないよなぁ~
『まず、ツーリストオフィスでも聞いてみる。あんたの方が安かったらお願いするね』
ツーリストオフィスでバタッドの棚田までいくらですか?と聞くと。
- トライシクル料金 : 1,200ペソ
- ガイド料金 : 1,200ペソ
意外と高い!!
節約旅がテーマなので、ガイドなし&足はバイクの兄ちゃんに頼むことにしました。
バイクの兄ちゃんラファエルとの取引き成立!
ひとまず、バイクに乗っかりバナウエ市内のレストランにおろしてもらいました。
食堂からの景色サイコー!!
メニューも豊富で安い&うまい!
⇓ People’s Lodgeという民宿&レストラン
ラファエルによると、
バタッドの棚田、バンガアンの棚田、バナウエビューポイントの3か所をまわって帰りのバス乗り場まで送ってくれるとのこと。
1か所だと1,000ペソだが、3か所まわるので料金は1,900ペソとのこと。
夜行バス明け&絶景&満腹でテンション上がり、
『それでOK!』と二つ返事してしまったぁ~。
節約旅やろが!プチ後悔~
まぁ楽しめればいいやと切り替え、いざ出発!
バタッド&バンガアン棚田&バナウエビューポイント
ラファエルによると、今日は午後に雨が降るから、まずバナウエビューポイントへ連れていくとのこと!
バナウエ市内からバイクで10分ほど。
ここの棚田は世界遺産ではないですが、絶景ポイントで写真を撮っている観光客が多かったです。
お土産屋さんもあるのでチェックしとくといいかも。
私は撮らなかったけど、イフガオ族のおばあさん達と写真も撮れるポイントです。
次はバンガアンの棚田に移動。バイクで40分ほど。
山道バイクで走るの気持ちえぇ~
道中は崖崩れの工事が多かったです。
落石がある場所もアリ、天候に恵まれないと来られない場所だと思いました。
棚田の中にイフガオ族の集落があり、特徴的な赤い服が点々と見えました。
下まで降りず上から見ただけだけど、こんな集落が残っているのかぁ~と感動!
次はいよいよお目当てのバタッドの棚田へ。
峠を越えてまた別の峠を越えて、20分ほどして到着。
だんだんお尻が痛くなってきたぁ~
バイクを降りて、舗装されていない下り道を降りていきます。
途中、人がいて『ガイドが必要?案内するよ』とのこと。
『ガイドはいいです。お金ない。』と断り一人で歩いていきましたが。。。
誰かが後ろからついてきている。。。?
『どっから来た?一人じゃあ、ちょっと大変だから案内するよ』と。
ガイド料金は600ペソとのこと。
ツーリストオフィスの半額。
今度こそ交渉~
値切って500ペソ!!にしてもらいました。
ガイドのおっちゃんは、なんと70歳!!
その肌ツヤと体力!イフガオ族ってスゲー。
棚田への向かう途中、ほったて小屋でHeritage Fee50ペソを徴収されます。
狭いあぜ道、上りの階段、息を切らさずにどんどん進んでいくおっちゃんガイド。
70歳に負けてられん!と一生懸命についていったけど、かなりのいい運動でした!(汗)
超絶すばらしい眺め~!!!
ココまで来てよかったぁ~♪
『棚田の石塀にパイナップルを植えてるんよ。作業の時のおやつね!』とおっちゃんガイドが教えてくれました。
フィリピンらしい!そして効率的だなぁ~と感心。
水がきれいで、田んぼに色々な生き物が生息しています。
高台から絶景を眺めていると『ここに何日か滞在したいなぁ~』って思いに駆られました。
バタッドの棚田オススメポイント
- とにかく絶景
- 静か&のどかで癒される
- 電波も入らない秘境
- 山岳民族の文化が興味深い
Tappiya Falls(タッピヤの滝)というのが近くにあります。
私は雨降るからとのことで行きませんでしたが、天気が良く体力がある場合はココも行ってみることをオススメします。
I’LL BE BACK
バタッドの棚田での注意点
棚田のあぜ道は狭くて歩きずらいです。
サンダルでは歩けないのでスニーカーなど歩きやすい靴で行くべし。
また、標高1,000m以上ではありますが、2時間以上歩いていると体力消耗します。
飲み水は必ず持っていくべし。
あとはできるだけ荷物は軽く。最小限のものだけ持っていきましょう!
そして特に女性は気になる点。
トイレは基本、桶で流すタイプです。
なんせ秘境なので、水洗レバーなし、ティッシュなし、ウォシュレットなし。
事前に心構えをしておくべし。
帰りのバス バナウエ ⇒ マニラへ
バナウエのレストランに戻ってきたのが午後3時前でした。
マニラへの帰りのバスが午後5時発。
チケット売り場は、バス乗り場とは別の場所なので注意!
バス停には4:30PMまでに行けばいいので、その間は市内をブラブラ。
お土産はイフガオ産のアラビカコーヒーを購入。
あとはローカルマーケットでマンゴーやグリーンピースなど野菜を買いだめ。
ラファエルのバイクでバス停まで送ってもらいました。
帰りのバスはスカスカで。隣も後ろもいなかったのでリクライニング全開でゆったり。
バスは定刻通り出発、予定通り10時間でマニラ到着。
- 17:00 Banaue Ohayami バスターミナル発
- 2:10 Manila Ohayami バスターミナル着(翌日)
おぉマニラのむあぁッとした空気~
夜中の道は空いていて、バイクタクシーでマカティまで20分で到着。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
世界遺産のコレディレーリャ棚田群は、超おすすめの絶景秘境スポットです!!
バスで10時間かけても行く価値アリ
しかし!バス10時間、正直『体力がないと弾丸はキツイ』と感じました。
山の中の棚田トレッキングは、アップダウンがあり夜行バス明けの体に効きます。
時間とお金に余裕があれば、現地に泊まるのがベストです!
泊まりで行けば、他の世界遺産の棚田群も見れます。
フンドアンの棚田の近くには温泉もあるので、疲れた体を癒すこともできます♪
フィリピンは海だけじゃない、山も楽しめる!!
住んでいるからこそ、トライして発信できます。
これからも、『ココいいじゃん!』っていうモノやお店の記事をどんどんあげていきます。
この記事が皆さんのお役に立てればうれしいです。